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2015年6月6日土曜日

しかも、「体面」や「保身」、組織内融和の重視や政治的考慮は、

必要以上に作戦中止の決断を遅延させ、雨季の到来や補給の不備とあいまって、現地部隊に過酷な戦闘を強いたのであった。
『失敗の本質』

「部隊の士気(モラル)が、負傷した場合に

どれだけ早く病院に担ぎ込まれるか、その早さによって高くもなり低くもなるということは、事実でしょう。なぜ、日本軍が敗れたのかということを考えてみると、これが答えの一つになると思うのです」(ジョージ・ドナルドソン氏)
『責任なき戦場』

要するに、作戦失敗の責任は

一線の将兵の戦い方に押しつけられ、三個師団の師団長がいずれも途中で解任されるという、陸軍史上かつてない異常事態が生まれた。
『責任なき戦場』

日露戦争のために東郷(平八郎)がえらんだ

常備艦隊のおもな参謀は……

参謀長 島村速雄大佐

まれにみる秀才であるばかりでなく、私心がなく、体が大きかったように心も大きい。功はすべて他人にゆずり、けっして自分をまえに出さない。
『勝つ司令部 負ける司令部』

「いいでしょう。ただ、参謀だけは

わたしにえらばせてもらいたい。それから、戦場では、大方針は別として、かけひきはいっさいまかせてもらいたい」(東郷平八郎)
『勝つ司令部 負ける司令部』

2015年5月31日日曜日

南のインパールと北のコヒマを、

日本の地勢にたとえれば、インパールを名古屋とすれば、コヒマは飛騨高山にあたる。それくらいの距離がある。その中間に、ミッションの集落と、インパール河に架かる橋が二つある。
『遥かなインパール』


2015年5月30日土曜日

常識を超えたところで軍の力学が働きはじめ、

不可能なことを可能であるかのように錯覚するのである。この戦いの悲劇性は、今度の戦争のなかでも、その極限の例を示すが、それは上層部を形成した将軍たちの功名心と保身と政治的必要に根拠をおいていたのである。統帥の錯誤と怠慢と夢想とを、第一線の将兵は義務以上の勇気と奮戦によってあがなわねばならなかった。
『完本・列伝 太平洋戦争』