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2018年2月1日木曜日

「……古い苦しい時代を生きてきた人間として、

今回の審議(橋本龍太郎政権下の1997年夏の駐留軍用地特別措置法改正の衆院本会議)が、どうぞ再び大政翼賛会のような形にならないように若いみなさんにお願いをしたい」(衆院本会議での可決に先立つ委員長報告の最後での、野中広務氏の異例の発言)

政界を引退した2003年の、「毒まんじゅう」は流行語大賞に選ばれた。

「戦前の私たちは知らないうちに教育され、戦争に突入した。私はこうした民族性に恐怖を感じる」(著書より)

また、戦中の体験などから「憲法9条は変えてはならない」と主張していた。

「野中氏の死去で、政治が弱者のためにあった時代が完全に終わった」(政治家としての姿を描いた「野中広務  差別と権力」の著書があるジャーナリスト、魚住昭氏)

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