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2015年7月25日土曜日

戦争を一方の側から見るのではなく、

敵―味方の双方から複眼的に見ることは必要なだが、さらにその対立項からこぼれ落ちる第三項を無視するわけにはゆかない。ビルマにおいても、フィリピンにおいても、日本軍と英国軍、日本軍と米国軍の抗争の戦場には、当然のことながらビルマ人、フィリピン人という"先住民"がいたのだが、「戦闘」の場面ではそれはほとんど無意識的に忘却される。
『戦争文学を読む』

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