太平洋戦争研究会
~太平洋戦争の真実を追う~
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2017年12月22日金曜日
日本側に甘さ
(モンゴル東部の)大平原に残る巨大基地(サンベース、マタット、及びタムスク)と軍用鉄道の跡を見ると、中立条約を結び、対独戦の最中にあってすら日本を敵視して隙を見せなかったソ連の国家的な意志を改めて感じた。日本の首脳陣は、当初は演習の名目で対ソ攻略を企てながら、敗色が濃くなると和平仲介を求めようとした。スターリンの決意の強さと、日本側の見通しの甘さとの隔たりに愕然とする。(「ソ連が満州に侵攻した夏」の著書がある作家半藤一利氏)
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