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2017年12月18日月曜日

特攻隊として出撃の日が近かったのだろう。

母子は玄関や座敷で火鉢を囲んだ。母親たちは故郷から持ってきたスルメや空豆を「今度の休みに息子に食べさせて」と母に託していた。
(45年)3月に入って少年兵3人が「明日発ちます」とあいさつに来た。母は「お国のためにがんばってください」と見送ったが、「もうあの人たちは亡くならはるんやで」と私にささやき、彼らの後ろ姿をいつまでも見守っていた。(玉木隆子さん)
――『声  語りつぐ戦争』より

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