太平洋戦争研究会
~太平洋戦争の真実を追う~
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2014年12月28日日曜日
「憐れなまでに勇敢を強要された」(五味川純平『ノモンハン』)
ノモンハン事件の教訓は生かされず、一個師団壊滅というその内実は国民に知らされることなく、あくまで"事件"として内密に処理された。もはや八九式中戦車、九七式中戦車、九五式軽戦車などでは、ノモンハン事件当時のBT戦車とは戦えても、T-34中戦車には相手にもならない。関東軍総司令部は、居留民を置き去りにして、ソ連参戦の戦闘三日目の八月十一日、いち早く新京を捨てて小型飛行機で南部の通化へと移転した。「各部隊はそれぞれの戦闘を継続し、最善をつくすべし」
日本の組織が抱える"無責任"がここにある。
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