太平洋戦争研究会
~太平洋戦争の真実を追う~
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2016年10月30日日曜日
中垣(政介飛曹長)が出発に際して行なった小隊長訓示は、「われわれは昨日(ラバウルに)
着いたばかりでまったく地理不案内の上、初めての洋上で迎えの飛行艇と会合することは極めて困難が予想される。幸い合流できても脚の出たままの九九艦爆は着水の時に転覆の恐れが多い。なまじ不時着して行方不明となるよりは敵艦に体当たりを決行しよう。列機もいっさい帰ることは考えるな、俺の後に続け」
と叱咤し、(ツラギ沖敵船団への片道攻撃の)進撃針路だけ分かればよい、と航法計算盤を投げ出して飛び立って行ったという。
『修羅の翼』
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