しかし、諸士が戦場で死んでも、その精神は、かの楠公が湊川におけるがごとく、必ず生きる。特攻隊は、あとからあとからとつづく。また、われわれもつづく。特攻隊の名誉は、諸士の独占するものではない。各部隊がみんなやるのだ。諸士だけにやらせて、われわれがだまって見ているというのではない。ただ、諸士に先陣として、さきがけになってもらうのである」(第6航空軍司令官 菅原道大中将)
司令官のその内容はあまりにも得手勝手、国家のエゴイズムをそのまま代弁しているにすぎない。
……
司令官に代表される軍事指導者たちの無責任と無答責の姿勢を歴史の中に正確に刻みこんでおかなければならない。
『戦場体験者 沈黙の記録』
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