奇蹟的に立ち直りましたが、精神的打撃の傷あとは今なお深く、私達が戦い抜いてきた戦争も何故か国民が公には触れたがらない歴史、秘めたる歴史のページになっているのであります。いたずらに戦争の悲惨な面のみが強調され責任のみが追及される世相、価値判断が全く異なってしまった若者達に、あの戦争とそれを戦った人々のほんとうの姿を理解させることは困難だからです。……」(昭和四十六年五月十六日、佐世保に建立された重巡「羽黒」慰霊碑の除幕式における、生存者代表、元「羽黒」通信長元良勇氏による祭文)
『連合艦隊 サイパン・レイテ海戦記』
重巡羽黒
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