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2017年11月26日日曜日

戦場体験者と出会える茶話会@浅草公会堂

語らずに死ねるか!

余りにも重い言葉であります。
私が本日(2017/11/26)お話しを伺ったのは、
坂上多計二(たけじ)さん 92歳
陸軍 実際には入隊前に軍属として働いていた第103海軍軍需部に農場指導員として配属
フィリピン・ミンダナオ島で飢餓を体験


台湾でお育ちになり、台湾・高雄より「日本海丸」でフィリピンのマニラ経由、ミンダナオ島ダバオへ。1944年4月に徴兵検査に合格し、陸軍独立歩兵第165大隊へ現地入隊。1945年5月に米軍がダバオ周辺に上陸、連日の砲爆撃で死傷者続出し営農が出来なくなり、小隊長として隊員30名を指揮してジャングル地帯へ逃げ込み自活生活に入る。

大木に寄りかかり遠目に微笑んでいる日本兵がいて近付いてみると、もう死亡していて、目元口元に蠅が産卵し、人はもう死亡していて蠅が目元と口元にウジを産み付けうごめいているのが、薄目を開け白い歯を見せて笑っているように見えるのだった。

双胴の敵機を見たとおっしゃっていたのは、ロッキードP-38であろう。

米軍のビラを拾い、鈴木貫太郎総理がポツダム宣言を受諾したと敗戦を知ったが、本気になれなかった。9月29日に山から出て降伏。悔しくて戦後、靖国神社には戦友の目をごまかしてまで入らなかったとおっしゃっていた。

何度もお話し中に、ハンカチで目頭を押さえられていた。




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