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2017年10月12日木曜日

鎮魂 作品に祈り込めて

1944年冬、陸軍兵としてニューギニア島西部に赴任。艦砲射撃の爆風で気を失い、顔に当たる雨で目を覚ました。40人の部隊で生き残ったのは2人。「戦場では弾が夕立のように降ってくる。当たらない方がおかしいんだよ」
「死んだ戦友たちは今、何を伝えたいだろう」。戦後は工芸作家として鎮魂の祈りを込めた作品制作を続ける。
戦争は小さいきっかけで始まると思う。「今のご時世、日本は憲法を改正して戦争に備えるべきだ。戦争賛成の人などいないが、撃ってくる相手に話し合いなんて通じないよ」(三橋國民さん(2015年取材当時94))

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