太平洋戦争研究会
~太平洋戦争の真実を追う~
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2016年11月24日木曜日
杉田(庄一上飛曹)の操縦は無謀のようにみえてその実、
決して部下を殺さないやり方であった。最初の編隊訓練のさい、杉田は列機の若い搭乗員に向かって、「お前たちはまだ一人前じゃないから、編隊についてくるだけでいい」といった。そして、この火傷だらけの古参搭乗員はいう。——決して、一人で戦争をやろうと思うな。編隊を崩さず、たとえ相手の姿が見えなくてもオレが機銃を射ったら、お前たちも射て。当てようと思うな。お前たちの腕では当たるほうが不思議なのだ。
『敷島隊の五人』
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