美濃部少佐は二十年の二月に、指揮官八十人余が参集して木更津で開かれた連合艦隊の沖縄方面作戦会議の席上、首席参謀から告げられた「全力特攻」の方針に真っ向から反対した男だ。
軍人は「上官の命令は朕の命令」と刷り込まれている。抗命罪で軍法会議にかけられれば死刑すらあり得る。だが美濃部少佐は死を賭して敢然と反対した。それどころか色をなして怒鳴りつけた上官に対して「ここにおられる皆さんに自ら突入出来る方がいるのか」と言い返した。そして「練習機まで特攻に出すのは言語道断。嘘だと思うなら、練習機に乗って攻撃してみられるとよい。私が全部零戦で叩き墜としてみせる」と言った。
軍人は「上官の命令は朕の命令」と刷り込まれている。抗命罪で軍法会議にかけられれば死刑すらあり得る。だが美濃部少佐は死を賭して敢然と反対した。それどころか色をなして怒鳴りつけた上官に対して「ここにおられる皆さんに自ら突入出来る方がいるのか」と言い返した。そして「練習機まで特攻に出すのは言語道断。嘘だと思うなら、練習機に乗って攻撃してみられるとよい。私が全部零戦で叩き墜としてみせる」と言った。
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