真珠湾攻撃における最大の過ちは、第三次攻撃を行なわずにさっさと帰還した南雲長官を解任しなかったことだと思います。指揮官の結果責任が問われないという悪しき先例が、その後の海戦、ひいては敗戦を招いた元凶だといわざるをえません。
アメリカは失敗した指揮官に必ず責任を取らせます。真珠湾を奇襲攻撃されたアメリカ太平洋艦隊司令長官のキンメルは、一九四一年十二月十七日付の大統領命令で司令長官を解任されたうえ、大将から少将に降格されました。
議論の分かれる処分ではあるけれども、アメリカの指揮官は結果責任を負わされました。つまり、戦艦五隻をむざむざ日本に沈められた責任を見逃してはならないと考えたのではないでしょうか。
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