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2014年8月24日日曜日

宮野機帰らず

「宮野(善治郎)大尉が煙を吐いた中村(佳雄)二飛曹機に不時着の指示を与え、空戦場に引き返してきた後、二度見た。翼端が切ってあり(三二型)、胴体に黄帯二本のマークのついた隊長機が飛び回っているのを見ましたよ」
(八木隆次二飛曹回想)

乱戦の中で二度、八木が見たのを最後に、宮野機の行方は杳として知れなくなった。

宮野の最期の状況については判然としない。

宮野と森崎(武予備中尉)、二◯四空で二人だけの士官搭乗員が二人とも帰らなかったのは、隊員たちにとって大きな痛手であった。

零式艦上戦闘機三二型

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