太平洋戦争研究会
~太平洋戦争の真実を追う~
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2014年8月13日水曜日
「岩井、元気で生きていたか。
こうなってきては、古い搭乗員が減ってしまってどうにもならん。気をつけて長生きしてくれよ。おれは今日内地から来た。要件があってダバオへ行く途中だ」
「お気をつけて下さい」
これだけの言葉を交わして別れた。進藤少佐は、昭和十五年の日華事変当時、零戦十三機を率いて重慶を攻撃し、敵戦闘機二十七機を撃墜という輝かしき戦果をあげたときの指揮官であった。
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