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2017年6月24日土曜日

こうして、インパール作戦の反対者は淘汰され、

様々な個人的政治的利害を追求する人々が生き残り、非効率な資源配分をもたらすインパール作戦実地が合理的に承認されるというアドバース・セレクション(逆淘汰)現象、つまり逆淘汰現象が日本軍に発生したのである。かくして、昭和十九(一九四四)年一月七日、大本営は、成功する見込みのまったくないインパール作戦の決行を承認したのである。
『組織の不条理  なぜ企業は日本陸軍の轍を踏みつづけるのか』

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