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2017年9月2日土曜日

(昭和二十(一九四五)年)八月十四日午後、

鈴木貫太郎首相の下で最終的に終戦の決定が閣議決定された。阿南(惟幾)は静かに署名し、花押を認(したた)めた。しかし詔書案の文案にある「戦勢日に非なり」という字句を「戦局必ずしも好転せず」と訂正するよう主張している。これに対して海軍大臣の米内光政が強硬に反対して論争が起こったが、鈴木首相の判断で阿南の案が通った。
『官僚亡国  軍部と霞が関エリート、失敗の本質』

陸軍大臣 阿南惟幾大将

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