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2016年9月18日日曜日

航空本部教育部長の職にあった大西瀧治郎大佐は

自ら前線に赴いて九六陸攻に乗り込み、僚機が撃墜される様子をその目で見た人物だった。被弾して火災を生じ、胴体内にある中央燃料タンクに火が回り、襲い掛かる炎によって搭乗員が操縦席の風防の際まで追い詰められて焼かれて行く有り様を肌身で知っている大西大佐は新しい陸攻の燃料タンク周囲の防御装備の充実を強く求めた。
『海軍の主力爆撃機"G4M"の栄光と挫折  丸844』

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