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2017年9月6日水曜日

サイダー瓶による火炎瓶

(第七師団第二十八聯隊はハイラルから二百十六キロを行軍し、八月)二十一日に将軍廟へ着きました。
(……)
サイダー瓶にガソリンを詰め、点火芯には乾パンの袋や、兵器手入用の晒木綿や手拭を裂いて使い、これに点火して戦車に投げつけます。すると、エンジンの熱と暑熱とで灼け切っている戦車の鉄甲は、ガソリンを浴びてたちまち燃え出し、焔は天蓋の隙間から内部に吸い込まれて、内部をも焼きつくします。
(……)
明日はまちがいなく戦車と対決する運命にさらされます。
『静かなノモンハン』

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