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2018年10月14日日曜日

伝統の夜戦に敗れたサボ島沖海戦

全艦、戦闘配置についたまま、戦隊はガ島に向けて二〇ノットで疾走していた。
上空に吊光弾が輝き、味方部隊一面が真昼のように照らし出された。
「なんだ、これは!」
司令官の怒号が終わるか終わらないとき、ピカッと敵発砲の閃光がきらめき、敵弾がたちまち(旗艦「青葉」の)右斜め前の「吹雪」の中腹に命中、火災は轟音とともに暗闇の海を照らした。
「敵艦です!」
「配置につけ!」 
「面舵、左戦闘!」

『海戦物語  伝統の夜戦に敗れたサボ島沖海戦』

2018年10月1日月曜日

サボ島沖海戦

(旗艦「青葉」では)
「戦闘服装に着替え」
の命令が下されたが、すでに乗員は、全員準備が完了していた。
とくに上甲板に戦闘配置のある高角砲員、機銃員、見張員、測的員、探照灯員は、戦闘服装の上に黒色の雨衣をつけ、ゲートルをはいていた。白いゲートルは、全員が墨汁で黒く染めていた。夜戦のための、手ぎわよい配慮であった。

『海戦物語』