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2013年9月29日日曜日

万宝山事件

吉林省長春近辺の一小村、万宝山に借地して入植した朝鮮人農民が水田耕作のために灌漑水路をつくったところ、それが中国人の所有地を横切っていたため、両者の間に争いが起きた。中国人側は警察に訴え、朝鮮人側は日本領事館に応援を求め、ついに昭和六年(一九三一)七月二日、日本領事館警察が発砲する騒ぎとなった。この事件で死者は出なかったが、中国人が朝鮮人農民を襲撃し多くの犠牲者を出したと誇大に報道されたため、朝鮮では反中暴動が発生した。また、朝鮮での反中暴動を日本官憲による策謀と見て、反日の機運が高まった。

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