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2015年12月26日土曜日

「今夜は間違いなく無電にて『バンザイ』を送る」

意気盛んな辻(政信)参謀の報告を真に受けた軍は、(昭和十七年十月)二十三日深夜、大本営、ラバウルの宮崎軍参謀長、トラックの聯合艦隊司令部に対し、「第二師団は敵に発見せらるることなく、敵に近迫(ママ)中なり。第一線よりの報告によれば予定時刻に突入しうる状態にあり」という電報を打った。この無電を受けた大本営以下では、全員が鶴首して、次に入ってくるであろう「飛行場奪回なる」の吉報を待った。
『ガダルカナル戦記』

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