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2015年12月26日土曜日

「突入前に、右翼隊長である川口清健少将が罷免

になりました。あれね、(十月)二十四日のことですが、今夜突撃するのに、一体全体どっちの方角へ向かって突入していいか、皆目見当もつかんのですね。視界ゼロですねん。みんな、こんなバカなことがあるか言うておった。川口さんが臆病であるとか何とか、辻政信氏からいろいろ罵倒されていますけれどもね。誰だって、無茶だと内心で思うとります。もちろん、東海林聨隊長が一番よく知っとられますよ。今夜突入するというのに方向すらわからんということをね、まあ川口さんが代弁してね、われわれの気持ちを。日延べしてくれと師団司令部に要求したんです。そしたら、第二師団玉置参謀長から電話がかかってきたんです」(当時、歩兵第二百三十聨隊乙副官兼電報班長、鎌田修一氏)
『ガダルカナル戦記』

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