太平洋戦争研究会
~太平洋戦争の真実を追う~
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2013年10月20日日曜日
山本が聯合艦隊の長官になり、
松元が読売をやめてからのことであるが、彼は、空襲の悲惨についても山本から話を聞かされた。
「日本の都市は、木と紙で出来た燃えやすい都市だからね。陸軍が強がりを言っているけど、戦争になって大規模の空襲をうけたら、とても生易しい事じゃすみやしない。海軍の飛行機が海に落ちて、水の上にガソリンが燃え広がって火の海になるところを見ると、あれは地獄だよ。水の上でも、君、それだよ」
と、山本は心をこめた口調で話したという。
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