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2014年11月1日土曜日

「あのとき、篠原(多磨夫)大佐が、

”自分は命令をしていない”と裁判で主張していたら、私たちは絞首刑になっていた筈です。艦隊司令部は命令を否定したが、篠原大佐は私たち一兵卒を救うために自ら命令をしたことを認めたんだ。あれから五十八年。いつも篠原さんに感謝しながら生きてきたんです」(法村剛一氏)

「軍隊に属していない人間には分からないかもしれないが、当時の日本軍では上官の命令は絶対だった。上官を無視し、独断専行で命令を出すなんてあり得なかった。全ては上意下達。艦隊司令部の法務官が立ち会っていながら、艦隊司令部は一切命令に関与していないなんて、よく言えたものだと呆れてしまう」(同、法村氏)
『日本海軍400時間の証言』

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