ページ

2017年4月20日木曜日

「辻のやっていることは、表向き軍規の粛清、

士気の昂揚を目的としていたといえなくもない。しかし実際において現れてくる結果は、辻に弱点を握られた上級者が、彼に遠慮し、彼の横暴を黙認するふしぎな事態であった。昭和期の陸軍の頽廃を最も端的に物語るものは、下剋上という現象だったといわれるが、辻などはその甚だしい一例であった」(杉森久英氏)
『八月の砲声  ノモンハンと辻政信』

0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。