五月に生まれたばかりの子どもは泣きやまない。そこへ兵士が来て言った。「子どもの泣き声がアメリカ兵に聞こえたらどうする。今度泣いたら刺し殺すぞ」(サイパン島での沖縄出身の民間人女性の手記)
『最後の言葉』
払われた多くの尊い犠牲は、一時の行為や言葉によってあがなえるものではなく、人びとが長い年月をかけて、これを記憶し、一人ひとり、深い内省の中にあって、この地に心を寄せ続けていくことをおいて考えられません
1975年沖縄初訪問時、「ひめゆりの塔事件」後の、天皇陛下の異例とも言える談話
1975年沖縄初訪問時、「ひめゆりの塔事件」後の、天皇陛下の異例とも言える談話